アンドフォストリーさんとはご縁があり、長野のりんご農園「おぎわら農園」さんのカタログ制作でDTPデザインをお手伝いさせていただきました。

リンゴは太陽に当たることでより赤く色付きます。そこで果実の周りの葉っぱを取ることで、日光が当たる面積が増え、スーパー等の小売で求められる赤々としたリンゴに育ちます。そんな中、おぎわら農園さんは見た目よりも味を第一に考え、葉をつけたまま育てる『葉とらずりんご』により本来の甘みのある濃厚な味わいのリンゴを栽培しておられます（私の40数年の人生の中で、一番おいしいリンゴでした！）。実際、おぎわら農園さんには熱烈なファン＆リピーターが多いと伺っていたので納得しました。

カタログ制作のお話をいただいた時には、既におぎわら農園さんとアンドフォストリーさんの間で長年にわたりWebサイト運営やネット販売を進められていて、お互いの信頼関係がとても強固なことに驚きました。おぎわら農園さんの定例会議に毎回参加されているようで、ここまで入り込んで親身になる外部の制作会社さんは、あまり見たことがありません。

カタログ制作を進めるにあたっては、おぎわら農園さんのマーケティング戦略を一緒に築いてきたアンドフォストリーさんのディレクションにより、的確に道筋を立てていただき、より目的に沿ったカタログが完成しました。

また私共「原デザイン事務所」でもWebサイト制作に携わっていますが、他社で作られたサイトを更新する際にシステムエラーが起きて原因がつかめず、アンドフォストリーさんに相談して解決してもらったこともありました。

私のような個人経営のデザイナーにとっても「パソコンのより処」といえる存在です。

中小企業においてはITの専門部隊を持つことが難しい会社が多く、「社外IT部門としてのアンドフォストリー」という位置付けがより良い付き合い方ではないでしょうか。

そんなIT専門家のアンドフォストリーさんが運営する「パソコン処」ではパソコン教室も行われているとのこと。
以前私は、全国展開をしている社会人教育スクールの広告宣伝部に９年間いたことがあるのですが、１人の講師に対して多くの生徒で、受講カリキュラムは既に決まっており講師のスキルも専門の域は抜けきれません。
その点、パソコン処の講師陣は幅広い知識に精通していますので目的を持って学ぶ価値は十二分にあります。

改めて言うまでもありませんが現代の企業活動にITは切り離すことはできません。
業界への就職・転職に進みたい方はもちろん、ビジネスマンにも必要なスキルです。
従来からの企業にお勤めの方は特に実感できると思いますが「ITの導入やネット販売を強化したいけど何をどうすれば・・・」という経営者やビジネスマンも未だ多いのが現状です。

私の勝手な考えとしてはExcelやWord、印刷業に必須のPhotoshopやIllustrator、Web制作など自身のスキルアップと同時に、仕事のブレーンとして「パソコン処」を活用することをお勧めします。

またご自身の今の仕事に準ずるネット販売やIT化についても相談すれば的確なアドバイスをもらえるでしょう。仕事の目的を達成させるために道具としてパソコンがありますからね。 また就職目的の方、学んだ先のPCスキル（ひいてはIT）で何を実現するか？を探れることと思います。

長野の中小企業のIT化をボトムアップで支える、そんな「アンドフォストリー」や「パソコン処」の役割にもますます期待しています。